アクアリウムと水道水はきってもきれないものです。
アクアリウムでは水の水質を検査するキットがあるので、それを使って普段使うこととなる水道水の水質を知っておこうと思います。
水はご存じのとうり熱帯魚の生命を左右します。
この検査キットを使えることで、水の替え時や、熱帯魚の不調の原因が水にあるのか?、
カルキ抜きをしたほうがいいのか?など便利なものなのでオススメです。
1.検査キットの紹介
2.検査結3.検査結果から見えてくること
今回はテトラの水質検査6IN1を使用します。
以下の画像がテトラ6IN1です。
一番下に塩素が測定できるので、さっそく測定しました。
測定の仕方は簡単で、付箋のような紙を測定したい水につけて、
1分くらい待ちます。その後 色が変化するので、それを目視でサンプル表
みたいなのと比べあわせれば、測定完了です。
実際はこんな感じです。
アクアリウムでは、水道水を使用します。
その水道水の水質を知っておくのも重要です。
水道水は塩素が入っているので、よくカルキ抜きということになりますが、
実際はどれだけ塩素が水道水にはいっているか検証してみたいと思います。
- 水道の水質を測りました。
- 測定器具はテトラのテスト6IN1です
何が測定できるかといえば、
PH(ペーハー) GH:総硬度 NO₃⁻:硝酸塩
KH:炭酸塩硬度 NO₂⁻:亜硝酸塩 Cl₂⁻:塩素
6種類の検査結果です。測定値とその値の性質も簡単に説明しています。
NO₃⁻ (mg/l)ほぼ測定値なし
NO₂⁻ (mg/l)ほぼ測定値なし
GH 8゜d (軟水)
ちなみにGHの測定値と硬度の関係は
~5°d | 非常な軟水 | |
5~10°d | 軟水 | |
10~15°d | 中程度の硬水 | |
15~25°d | 硬水 | |
25~°d | 非常な硬水 | |
GH:総硬度 | 水の性質 |
KH は 4゜d (3~10゜dの範囲であればOK)
1dH = 17.86ppm (炭酸カルシウム:CaCo3換算濃度 1mg/L = 0.056dHです。)
酸素イオン:H+が多少増減してもpHを変化させない能力のことで、アルカリ度が高ければ緩衝能力は高く、逆に低ければ緩衝能力が低いので多少の変化でpH値が大きく変動してしまうこととなります
pHの値の変動が緩やかになる
PH は 7.0
中性
PHは7.0を中性として7.0より小さければ酸性、7.0より大きければアルカリ性です。アクアリウムの世界では弱酸性~中性であればOK。
Cl₂ は 0.8mg/l
アクアリウムでは、この値が0.8~3.0まではOK
水道水・・・この水を私たちは飲料水として使っています。
熱帯魚の水として十分な物だと分かります。
水道水にカルキ抜きが必要とかよくいわれますが
カルキ抜きをするほどでもないようです。
ちなみに福岡県筑後地方の水道水です。